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体質改善⑦!膵臓編!不妊の方
2017年1月22日
前回は胆嚢についてお話しさせていただきました。
その続きで前回のお話にも出た膵臓のお話をさせていただきます。
不妊の方や、なかなか症状が良くならない方、妊婦さんや、産後の方は読んでみてください。
膵臓
すい臓の働きは大きく分けて2つあり、1つは消化酵素を分泌する外分泌機能、もう1つはホルモンを分泌する内分泌機能があります。
すい臓の働きと役割① 外分泌機能と消化液の分泌
すい臓は炭水化物、タンパク質、脂質を分解できる消化液を十二指腸に分泌しており、食べ物の消化に大きく関わっています。この働きを食べ物の消化・吸収の流れにそって見ていきます。
食べ物は口から入ると、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸の順に進んでいきます。まず、口に入った食べ物は歯で噛み砕かれて細かくなり、唾液と混ざり合います。次に食道を通って胃へ送られ、タンパク質消化酵素と強力な胃酸で消化が行われます。胃で3~6時間消化されると、食べ物は粥状になります。この状態になると、食べ物は十二指腸に送られます。
ここで気になるのは、強力な胃酸を含む食べ物が十二指腸に流れ込む事です。胃の中は粘膜で覆われており、強力な胃酸から守られるように作られていますが、十二指腸はそうではありません。そのため、十二指腸の粘膜は胃酸による損傷を受けやすく、潰瘍が起こりやすいという特徴があります。
この強力な胃酸を中和するのが、すい臓から分泌される膵液です。膵液は弱アルカリ性であり、食べ物が十二指腸に入ってくるとすぐに分泌して中和する仕組みになっています。
この膵液によって十二指腸は守られているわけですが、すい臓に問題が起こり膵液が正しく分泌されなくなると十二指腸潰瘍が起こりやすくなります。膵液は1日におよそ1000~1500mL分泌されています。
膵液にはタンパク質分解酵素、炭水化物分解酵素、脂肪分解酵素などが含まれており、食べ物の消化に重要な役割を果たしています。このうち、タンパク質分解酵素はすい臓の中ではまだ消化能力を持たず不活性状態となっており、十二指腸に分泌されてから活性化して消化能力を持つようになります。
これはすい臓自身がタンパク質でできているためで、すい臓自身が消化されないようになっています。この順番が何らかの原因でうまくいかず、すい臓の中でタンパク質分解酵素が活性化してしまうと、急性膵炎が起こってしまいます。
すい臓の働きと役割② ホルモン分泌と内分泌機能
すい臓の細胞にはランゲルハンス島と呼ばれる、顕微鏡で見ると島のように見える組織が点在しています。このランゲルハンス島を構成する細胞にはα細胞、β細胞、δ細胞、PP細胞などがあり、それぞれの細胞でインスリンやグルカゴンなどといった異なったホルモンが産生され、血液中に分泌されています。
インスリンは血糖値を下げる働きをしており、何らかの原因で不足すると糖尿病を発症します。また、グルカゴンは血糖値を上げる働きをしており、健常な人であればこれらのホルモンがバランスよく働いて血糖値を保っています。
このほか、インスリンやグルカゴン、成長ホルモンなど様々なホルモンの分泌を抑制するソマトスタチンや、腸内での水分やミネラルの吸収などを調整するペプチドなども分泌されています。
このように膵臓には消化と血糖値を調整するホルモンが出ております。
この膵臓を整体で調整することにより、機能が強くなり便秘などの改善になりやすいです。
不妊の方や、なかなか症状が良くならない方、妊婦さんや、産後のママさんなども、症状をよくするにはまず身体の汚物を出やすい状態を作ることから始めた方が、状態は良くなりやすいです。
当院の整体マッサージは内臓も意識して施術しております。
ぜひ興味がある方は受けてみて下さい。
東京都東久留米市、清瀬市、ひばりヶ丘、西東京市で愛される成田整体マッサージ